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2025年夏の参院選を振り返る|7つの疑問不思議の検証

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令和の懸念
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2025年7月20日の参議院選挙、公示から大変な盛り上がりで多くの国民が注目し投票率も上がりました。結果に納得された方もいれば、あれ?と思った方もいるでしょう。

筆者としてもっとも疑問に思ったのは、裏金の高橋はるみ氏が北海道で圧勝したこと、そして一度当確の出た川田龍平氏が落選したことです。集計段階で変わるとはいえ、早々に当確の出た議員が落選するなんて聞いたことはありませんでした。また、鈴木宗男氏は個人的に好意を持っていますが、バイデンジャンプのようなどんでん返し当選にも違和感を持ちました。

ここでは、そうした疑問を2025参院選七不思議と題して検証していきます。

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1. 日本のロバート・ケネディ・ジュニアこと川田龍平が当確から一転落選

川田龍平氏は、薬害エイズ問題の被害者として知られ、2025年4月に『高齢者の予防接種は危ない:私は薬害を黙っていられない』を出版し、ワクチン安全性への疑念を主張しました。こうしたブレない毅然とした態度が、米国のロバート・F・ケネディ・ジュニアに例えられる理由です。

2025年参院選では、立憲民主党の比例代表候補として出馬しましたが、党の得票数7,397,456票(12.5%)で7議席を確保したものの、川田氏は落選しました。

彼の反ワクチン発言が結果に響いたのでは、との指摘もありますが、千葉県習志野市の開票結果で5位につけているなど、当初は当確の報道がなされていました。以下、ご参照ください。

その後、タイトルだけ「当確」で内容が落選になっている報道、タイトルが落選で内容が当選確実になっているニュースなどさまざまです。選挙結果は最後の集計までわからないとはいえ、何だか不思議です。

ワザと痕跡を遺したのか、忘れたのかはわかりませんが、背景を勘繰りたくなる方が多いのは自然な成り行きかも知れません。

2. 北海道に泊原発を誘致した裏金議員の元知事:高橋はるみが圧勝

高橋はるみ氏は、2003年から2019年まで北海道知事を4期務め、道民のために働いたというよりは、自民党のために働いた感の強い不人気知事でした。泊原発の推進は彼女の代表的な仕事といってよいでしょう。特に2011年の東日本大震災と福島第一原発事故後、泊原発の再稼働問題は大きな争点となり、高橋知事(当時)が国の「安全だ」という見解を受け入れたことに対し、安全性や地元軽視への批判が上がっていました。

裏金22万円は処分対象外

また、2018年から2022年の政治資金収支報告書を対象にした調査では、85人の議員が不記載や不適切な記載があったとされ、安倍派の幹部を始めとした39人が処分されました。いわゆる裏金議員問題です。しかし、高橋はるみ氏の22万円など、500万円未満の議員は処分対象外とされました。

当選して欲しくない裏金議員で堂々の第3位

裏金問題に対する国民の不信は強く、2025年7月2日のYahoo News Japanの記事では、「当選してほしくない裏金議員ランキング」が発表され、高橋はるみは3位にランクインしました。これは、全国の18~64歳の現役世代1,000人に対するアンケートに基づくもので、裏金問題が依然として政治家選びに影響を与えていることを示しています。

それでも北海道でトップ当選してしまうのは何故でしょう?しかも圧勝です。

引用元:日本経済新聞

3. ワクチン反対から寝返って落選の須藤元気の真意は?

須藤元気氏は、2019年参院選で維新から比例代表で初当選後、無所属となり、2024年の衆院選でも落選経験があります。2025年4月、国民民主党が参院選比例代表候補として擁立を発表しました。

しかし、反ワクチン発言が批判を浴び、党の支持率低下の一因と報じられました。これを受けて須藤元気氏は6月30日、医療従事者に負担をかけたと謝罪します。

動画を観た感じでは、イジメられているような印象を受けた方が多かったようです。しかし、仮にも格闘家としてパンクラスに所属したり、あのグレイシー一族に勝利したり名を馳せた方です。相手がアントニオ猪木氏や前田日明氏ならともかく、簡単にイジメられる人とは思えません。玉木氏や福田氏に弱みを握られているのでしょうか?それとも他に真意があったのでしょうか?

格闘家としての輝かしいキャリアが、議員としての汚名ですべて穢されて現在進行形。馳浩石川県知事みたいにならないことを祈ります。

4. 午前11時まで落選確実が、正午になって一転当選の鈴木宗男の引き際

鈴木宗男氏は、2002年のあっせん収賄罪で失職後、2019年維新から参院選比例代表で当選し、2023年に離党。2025年、自民党に復党し比例代表で当選しました。しかし、その経緯があまりにも極端だったため、あちこちで疑問の声が挙がっています。

鈴木宗男氏は7月21日午前4時30分頃、初期の投票集計結果から当選が難しいと判断し、政界引退を表明しました。その情勢は午前11時段階まで変わらず、「生涯政治家」を自負していた彼がいよいよキャリアの終焉を予期していたのです。

しかし一転、午後0時30分頃には、最終的な集計で必要な票数を確保し、当選が確実となりました。

比例代表は地域票の集計で最後までもつれるとのことですが……。77歳での当選は、比例代表の最後の議席にまさに「滑り込んだ」形となりました。これは、自民党ブランドによる票の積み上げと、彼の長いキャリアによる「宗男ブランド」が結びついた結果と言えます。

ロシア外交にはかなりの期待を寄せています。ただ、他の執着心の強い政治家と違い、引き際をご存知の方とお見受けします。人望も厚い方なので、党派を超えて若い芽を育てて欲しい、と願ってやみません。

……しかし……、急に石破擁護に回ったようで結構ガッカリしています。情にほだされやすい人は、長いものにも巻かれやすいんでしょうか……?

引き際を誤らないよう願います。

5.「初めて選挙に行った知識のない人が投票している」と玉川徹 

2025年参院選の投票率は57.91%前後と推計され、前回を5ポイント以上上回りました。しかし、玉川徹氏はテレビ番組で「政治をよく知らない若者がSNSで感化され行動した人が相当数いる」と指摘。他にも

「初めて選挙に行った知識のない人が投票している」

「投票率が上がることが必ずしも良いとは思えない」

と述べました。このような発言は有権者を選別し、特定の「知識」を持つ者だけが投票すべきだというエリート主義的な視点を含んでいます。

2014年中国共産党員の発言

2014年に中国の共産党員が「知的能力がない人に投票させることになるから民主的選挙には反対だ」と述べたことがあります。玉川徹氏の発言は、2014年の中国共産党員の発言と主旨を同じくし、民主主義の根幹に関わる大問題です。公共の電波で発言するメディアコメンテーターは、有権者、特に若年層や政治に疎い層に対する潜在的な影響力を持ちます。玉川徹氏の発言は、特定の人々を支援する一方で、政治参加を促そうとする努力を阻害し、投票を躊躇させる可能性があります。それでなくても投票率の向上は、メディアでも常々叫ばれてきたことでした。

有権者を「知識のない人」と差別

特に「知識のない人」というレッテル貼りは有権者分断を招きかねず、メディアコメンテーターとして最悪の言語選択だったと思われます。社会的責任の重さを自覚すべきでしょう。

6. 勝てる理由がないのに時間不足でしたと山尾志桜里

山尾志桜里氏は、国民民主党の公認見送りを受け、2025年7月1日に東京選挙区から無所属で出馬を表明しました。過去の不倫報道が批判を呼び、公示2日前の出馬は出遅れの感を否めません。

落選後、「伝える力不足」と述べ、メッセージの届け方に課題があったと認めました。勝てる戦略が見つからなかった背景には、出遅れと支持基盤の弱さが影響したとみられますが、SNS上でも多くの方が、この人に入れないと投稿していました。それでも出るのは何故だろう、と不思議でしたが、次回も立候補するのでしょうか?

政治家が、政治家でいることに執着するのは何故なのでしょう。

実行したい政策がありますか?

変えたい何かがありますか?

それとも甘い汁吸いたいだけですか?

信頼できる議員が一人でも増えますように。

7. 負けても辞めない石破とどっちつかずの野田【まとめ】

2025年参院選では、自民党が39議席に留まり大敗しました。当初7月21日に重大発表をすると噂されていた石破茂首相、てっきり辞任宣言かと思っていたのですが「続投宣言」でした。

根拠は「比較第一党」として、日米関税交渉や物価高対策、自然災害への対応を挙げ、「政治の停滞を許さない」と述べました。

一方、似た者同士といわれる立憲民主党の野田佳彦は、1993年に政治家としてデビューし、2011年から2012年まで民主党政権下で首相を務めました。2024年9月23日、CDPの党首選挙で勝利し、3年間の任期で党を率いることになりました。この選挙は、与党自民党のスラッシュファンドスキャンダルを受けてのタイミングであり、野田は中道寄りの政策スタンスを打ち出しました。 今回の参議院選挙後の記者会見で、野田は与党に対する不信任動議を検討していると述べ、引き続き党を率いる意欲を示しています。

石破茂氏も野田佳彦氏も、何かを変えられる政治家ではなく、ただ総理大臣でいたい、総理大臣になりたいだけの人にしか見えません。この2人が中心にいる限り、日本は、日本の政治は変わらないでしょう。ご自身のキャリア作りや天下り先選び以前に、日本語の理解と現状認識、それぞれの党のパフォーマンス向上が望まれます。

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