米国疾病対策センター(CDC)の諮問委員会が、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの一律推奨を終了するという歴史的な決定を下しました。この政策転換は、個人の自由と公衆衛生のバランス、そして中央政府と州政府の権限を巡る長年の議論を反映しており、世界中の公衆衛生政策に深い影響を及ぼしています。
しかし、この米国の動向を日本の政策立案にそのまま適用することは、両国の根本的なシステム、文化、そして社会構造の違いを考慮しなければならないため、極めて慎重な分析が必要です。
本報告書は、米国の政策転換が持つ多層的な意味を深く掘り下げるとともに、日本が直面する独自の感染症動向、医療体制、そして国民意識の現状を詳細に分析します。この考察が、日本の持続可能かつ効果的な公衆衛生政策を構築する道筋につながれば幸いです。
米国における新型コロナワクチン政策の転換

「推奨終了」の具体的な意味と、新たな政策の骨子
2025年9月19日、CDCの諮問委員会(ACIP)は、生後6カ月以上の全年齢に対する新型コロナワクチン接種の一律での「推奨」を終了することを全会一致で決定しました。この決定は、ワクチン接種を公的に強く奨励し、義務化や公費負担の根拠となってきた従来の政策からの明確な転換です。
新たな指針は、特に健康な成人や若年層に対して、医師と患者が個々の健康状態、リスク、生活環境を相談し、接種の是非を判断する「共有された臨床的意思決定」(Shared Clinical Decision Making)に重点を置きます。この変更は、ワクチンが「公衆衛生上の危機対応」から、「個別の医療判断に基づく予防医療」へと位置づけを変えたことを意味します。
決定の背景にある自由と命の尊厳:科学と医療資本と政治
この政策転換は、科学的根拠と米国特有の政治的・社会文化的要因が複雑に絡み合っています。
最新の科学的状況は、新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同様の風土病的な性質へと変化しつつあることを示唆しています。2025年夏には、新たな変異株であるNB.1.8.1(通称「ニンバス」)が急増。この株は高い感染力を有するものの、現時点では重症化リスクは低いとされています。
ロバート・ケネディ・ジュニア氏が厚生長官(HHS Secretary)に就任して以降、ワクチン政策を巡る政権内の対立は激化し、CDC所長の解任や幹部の辞職が相次ぎました。また、テキサス州知事がワクチン義務化禁止の行政命令を出すなど、フロリダ州は全米で初めて「全ての」ワクチン義務化を全面的に廃止する方針を発表。
一方でオレゴン、ワシントン、カリフォルニア、ハワイの西海岸4州は、連邦政府の指針に先んじて、CDCの決定に反する独自のガイドラインを策定しました。これらの動きは、連邦政府の指針が州によって無視され、公衆衛生政策が断片化する米国の現状を象徴しています。
日本が直面する独自の状況と課題

日本における最新の感染状況と専門家からの提言
2025年になっても、新型コロナウイルスの流行は繰り返されているとされています。日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会の3学会は、2025年10月から始まる新型コロナワクチンの定期接種を「強く推奨する」との共同見解を発表しました。これらの専門家は、ウイルスの免疫回避能力が続いていることや、高齢者施設での集団感染が2025年にも継続して報告されていることを、継続的なワクチン接種が必要である主な理由として挙げています。
科学者、行政、国民間のコミュニケーション不全
ワクチン接種をめぐる不信感は、国民と専門家、行政との間のコミュニケーションの断絶に起因しています。2025年の調査では、国民の6割以上、医師の9割がワクチンに関する対話を望んでいるにもかかわらず、実際にそれが実現しているのはわずか3割です。
岸田政権以来、政府の機能不全は著しく、反対意見を排除する傾向にあります。排除すればするほど反発するのが自然の理。ますます不信感を募らせるのは当然といえるでしょう。この対話の機会不足は、国民の不安や疑問を増大させています。解消することを困難にし、正確な情報が届きにくい状況です。
日本の可能性:選択肢と多角的評価

オプションA:米国式の「共有された臨床的意思決定」を導入する
この選択肢は、個人の自己決定権を尊重し、公的財政負担を軽減できるという利点があります。過去のHPVワクチン問題に代表されるように、副反応への根強い懸念と国や医療機関への不信感が払拭されないどころか、コロナ禍でますます増大しました。現時点では、多くの国民が望む有効な選択肢といえるでしょう。
しかし、国民の6割以上がワクチンに関する対話を望んでいるにもかかわらず、それが実現しているのはわずか3割です。また、医療従事者が個別の相談に十分に対応できる体制も整っていません。
- 課題:医療機関の幅広い知見と個別相談への体制づくり
オプションB:現行の定期接種制度を継続・強化する
この選択肢は、日本の公衆衛生システムが持つ集団的保護の強みを最大限に活かす道です。高齢者や基礎疾患を有する者への公費による定期接種を継続・強化することで、新型コロナウイルスによる重症化や死亡を確実に予防し、パンデミック時のような医療提供体制への過剰な負荷を回避することを目指します。
- 課題:副作用への対応と情報開示・市町村の財政負担
オプションC:インフルエンザワクチンに準じた体制へ移行する
この選択肢は、新型コロナウイルスを季節性感染症として位置づけ、対策を恒常的なものとするという点で合理的です。しかし、自己負担が原則となることで、特に低所得者層の接種率が低下する懸念があります。
日本の未来に向けた戦略的提言

科学的根拠を裏付けるために、副反応に真摯に向き合う
ワクチン政策における国民の納得感と信頼は、政府や専門家が一方的に情報を発信するだけでは不十分です。国民が自らの不安や疑問を安心して表明できる「対話の場」を、公衆衛生政策の最重要要素として組み込む必要があります。
具体的には、医療従事者に対するコミュニケーション研修の強化と知見の拡大、患者との「共有された臨床的意思決定」を日本でも実践できる体制を構築するのが望ましいでしょう。健康被害救済制度の周知を徹底し、副反応への懸念に正面から向き合う姿勢を示すことは必須です。
医療・経済への影響を見据えた持続可能な財政支援モデルの構築
医療機関への財政的支援は、短期的な医療費削減策ではなく、長期的な経済成長への不可欠な投資として位置づけるべきです。OHEの報告では、成人向け予防接種プログラムは初期投資の19倍もの社会経済的価値をもたらす可能性があるとされています。
「定期接種」制度における市町村の財政負担を軽減し、継続性を担保する仕組みを構築することで、地域間の接種機会の格差を防ぐことが可能となります。国家主導の財政支援モデルを構築するのが望ましいでしょう。
アメリカの新しい医療体制の模索と潜在的な方向性
アメリカの推奨終了は、米国医療システム全体の変革を示唆しており、以下の点で新しい体制の模索が進められています。これらは、医療自由の推進、証拠に基づく政策、代替技術の開発を軸としています。
1. 個別化医療の強調
- ワクチン接種を「個人の選択」として位置づけ、医師との相談を前提とする形に変更。 これにより、強制的な公衆衛生措置から、個人リスク評価に基づくアプローチへ移行。
- 高リスク群(高齢者、免疫不全者)のみを対象とし、健康な集団への一律推奨を避けることで、過剰医療の削減を目指す。
2. ワクチン技術の革新と資金再配分
- mRNAワクチンの限界(変異株への対応不足、安全性懸念)を認め、資金を伝統的または新規プラットフォーム(例: 蛋白質サブユニットワクチンやウイルスベクター)へ振り向ける。
- 広範な感染症対策として、インフルエンザや他の呼吸器疾患との統合ワクチン開発を推進。RFK Jr.は、ビッグファーマの影響を排除した透明性の高い研究を提唱。
3. 公衆衛生政策の再構築
- マンデートの廃止により、医療自由を優先。学校や職場での強制接種が終了し、インフォームドコンセント(十分な情報提供に基づく同意)を強化。
- 新体制の模索として、予防医療の多角化を議論:栄養、生活習慣、免疫強化プログラムの推進。COVID後の教訓から、早期治療プロトコル(例: 抗ウイルス薬の活用)を標準化。
4. 潜在的な課題と議論
- 支持者からは「医療の民主化」として歓迎される一方、反対派は感染再拡大のリスクを指摘。 特に、ビッグファーマの影響力が弱まる中、代替ワクチンの開発スピードが課題。
- 国際的な影響:WHOや他の国々が追従する可能性があり、グローバル医療体制の再編を促す。
この移行は、パンデミック後の教訓を活かし、より持続可能で個別最適化された医療システムを目指すものです。ただし、実際の実施は州レベルでの差異が生じる可能性があります。
【まとめ】日本の「慎重かつ柔軟、そして真摯に向き合う」道
米国の「新型コロナワクチン推奨終了」という決定が、日本の政策を直接的に変更する根拠とはなりません。しかし、コロナ禍における政府と医療機関への不信感は国民の意思を決定づけました。接種によって健康被害を訴える方は多く、その声に耳を貸さない政府と医療機関に対する怒りはワクチン拒否という行動を選択させます。ワクチンを打たないことで、逆に健康について目覚めた方は少なくありません。
そのうちのあるプロセスを示します。
- コロナ対策で二転三転する政府に不信感
- 早すぎるワクチン認可に不信感
- 副作用が副反応と言い換えられ隠ぺい・改ざんが相次ぐ
- 摂取しない選択
- 自己免疫力を高める努力
- 健康を取り戻すことでますます募る政府と医療機関への不信感
- 医療は国際的なビジネスであり、必ずしも自身の健康を委ねるものではない
日本が取るべき道は、日本独自の状況と構造的課題に真摯に向き合うことです。それは、現行の「定期接種」制度を、高齢者や高リスク層を確実に守るための強固な基盤として維持しつつ、国民全体とのコミュニケーションを強化し、ワクチンに対する不信感を払拭する努力を継続することです。
このアプローチは、集団の健康と安全を重視する日本の公衆衛生の根幹を守りながら、個人の意思決定を尊重し、持続可能かつ柔軟な体制を構築する道ともなりましょう。この「慎重かつ柔軟、そして真摯に向き合う」戦略こそが、国民の健康と社会経済の安定を両立するための現実的な選択肢といえるのではないでしょうか。
引用文献
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